2025.03.15|最終更新日:2025.03.21

【留学準備】イギリスのボーディングスクール入学に必要な英語力とは?

目次

ボーディングスクール入学に求められる英語力とは?

ボーディングスクール入学時に「どれくらいの英語力が必要ですか?」という質問はとてもよくいただきます。
ここでは、寄宿制私立小学校(プレップスクール) と 全寮制私立中高一貫校(シニアスクール) の2つに分けて詳しく解説します。

プレップスクール入学時の英語力

最低限必要な英語力とサポート方法

小学校(プレップスクール)からの入学であれば、先生の言っていることがある程度理解できる英語力 があれば問題ありません。
加えて、

・「あれが欲しい」
・「お腹が痛い」
など、自分の意思を伝えられる表現ができると安心 です。
もし不安がある場合は、よく使うフレーズをまとめたメモを持たせる のも1つの方法です。
この時期は年齢が低いほど、スポンジのように英語を吸収する力があるため、心配しすぎる必要はありません。
授業外でも生活全体が英語環境となるため、英語力の伸びは驚くほど速い のが特徴です。

高学年からの入学と英語力の注意点

ただし、途中入学で Year 6(10〜11歳)あたりからの入学 になると、

授業の内容がより高度になる
入学時に学校側から一定の英語力を求められる
場合があります。
ときには、ダウングレード(学年を下げる提案) がされることもあります。
英語サポートがあるプレップスクールを選ぶと安心です。

シニアスクール入学時の英語力

GCSEコースに向けた英語力と学力の基準

シニアスクールへの入学は、2年目から始まる GCSEコース に備え、

・高度な英語力
・各科目の専門用語に対応できる理解力
が必要となります。
授業についていくための英語力は必須条件 であり、成績も問われます。

英語サポートと試験証明の重要性

一般的なシニアスクールには、英語初心者向けのサポートクラスは存在しません。
英語力に不安がある場合は、

・インターナショナルスクール
・英語サポート体制の整った学校
を検討するのがおすすめです。
なお、イギリスでは 英検は評価されない ため、

・IELTS(アイエルツ)
・ケンブリッジ英検
など、国際的に認められた英語資格の準備 を進めましょう。

まとめ

英語環境に早く慣れることが成功のカギ

イギリスのボーディングスクール進学を考えている場合、

・できるだけ早い段階で英語環境に入ること
・生活や学習習慣に慣れること
が重要です。
特に、Eton College や Harrow School などのトップシニアボーディングスクールを目指すなら、

Year 5(9〜10歳)からプレップスクールに入学するのが理想 といえます。

英語学習と環境づくりの準備を早めに

プレップスクール・シニアスクールともに、

・入学までに英語に触れる機会を増やす
・英語での生活に慣れておく
ことが、スムーズな学校生活への適応につながります。

目次

森重弥須美

記事執筆森重弥須美

もりしげ やすみ

Kens Academic コンサルタント

在英歴14年(通算20年)。二人の息子をイギリスのボーディングスクールで学ばせ、卒業へと導いた経験に基づき、成功談だけでなく苦労した点も含め、リアルな体験に基づいた実践的なサポートを提供しています。

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