2025.01.21
目次
イギリスの中学受験開始は非常に早い。
夫の仕事の関係でドバイ2年弱の滞在後、辞令によりイギリスへ引っ越しが決まりました。当時息子達はYear5(10歳)、次男Year1(6歳)でした。転校先の学校はYear8までの学校なので卒業した後のシニアスクールの事など今は考える必要はないだろうし、目の前の出来事に追われてとにかく順調に新生活が始まるのを望んでいました。
ところが入学してすぐに校長先生も交えた長男の進路指導の個人面談で「次の学校決めましたか?」と聞かれ驚きました。今はYear5の2ターム目。卒業までまだ4年弱もあるのにもう次の学校を決めなくてはいけないという事実に驚愕しました。よくよく話を聞くと今通っているプレップスクール(私立小学校)を卒業したら次に通うシニアスクール(中高一貫校)はYear5で願書の受け付け開始、学校によってはYear5で受付終了してしまうという学校もあったり、試験はYear6で受けると聞き受験はもう始まっていることを知らされました。加えて長男はドバイで2年ほどインターナショナルスクールに通ってはいたものの特に英語力は平均以下であると告げられ急遽長男の英語力の対応をしなくてはいけない状態になってしまいました。ドバイの学校と異なり主要科目はすべて能力別のクラスで、もちろん長男は英語は一番下のクラスです。先生に相談すると息子の先生が放課後チューター(家庭教師)をしてくれることになりました。
受験するシニアスクール選び
お次は学校探しです。シニアスクールの名前すら知らない私は学校の先生に相談してとにかく願書を早く出すよう指示されいわれるがままに近所のシニアスクール2校(通っていた学校はその2校のフィーダー校。フィーダー校とは関係の深いつながりのある学校の事。)を受験するよう言われました。すでにスクールツアー(学校見学会)も終わっていてシニアスクールの知識が全くなかったので受験できる学校があり、なおかつその2校は同級生も多く進学するのでまずは一安心したのを覚えています。転校したばかりの学校で右も左もわからない外国人の親(私)を優しく丁寧に色々教えてくれる学校の対応に感謝しました。チューターの手配までしてくれたり、息子に今すべき事を的確に指示してもらいこの学校にしてよかったと胸をなでおろしたのでした。
イギリスの受験対策には前もって正しい情報を
シニアスクールをじっくり探す余裕がなかったのが私としては心残りでしたが、プレップスクールの対応に感銘を受け、息子も満足のいく学校に進学できたことは通っていた学校や先生のおかげだと思っています。日本とは教育システムが大きく異なるイギリスの学校制度に戸惑うこともありますが知識や情報さえあれば我が家のように慌てることなく受験対策もできます。そんなお手伝いをぜひ私達にさせていただければ嬉しく思います。