2025.11.22|最終更新日:2025.11.21
目次
イギリスのボーディングスクールへの留学はお子さまにとって大きな成長の機会ですが、日本からお子さまを送り出す保護者の皆様は学校にいない週末(特にExeatやHalf term)の過ごし方について不安や疑問をお持ちかもしれません。このコラムでは、これらの休みがどのようなもので、お子さまがどのように過ごすのかを日本の保護者の皆様に向けて詳しく解説します。
Exeat(イグジアット)とは?:自宅外での短い週末休暇
Exeatとは学期中に設けられる短い週末の休暇です。学校によって呼び方は異なり、「Exeat」や「Long weekend」と呼ばれることもあります。 通常はHalf term(ハーフターム)を挟む形で、その前後に1回ずつ金曜日の午後から日曜の夕方にかけての2泊3日で設定されます。この期間、生徒は原則として学校の敷地外に出ることが義務付けられています。ただし、近年は遠方からの留学生のためにExeat期間中も学校内に滞在できる特別なプログラムを用意している学校もあります。こうしたプログラムは、ホームステイの手配が難しい場合や短期間での移動を避けたい場合に有効です。これらのプログラムは追加料金が発生することが多く、学校の監修の元で遠足やアクティビティなどを楽しみながら学校の施設を利用できます。Exeat は学校とは異なる環境で過ごすことで日頃の学習や寮生活の疲れを取り、リフレッシュする大切な時間となります。
Half term(ハーフターム)とは?:学期の中間にある1週間―2週間程度の休み
Half termとは文字通り学期の中間に設けられる休暇です。1週間から2週間のまとまった休みであり、学期を前半と後半に分ける区切りとなります。Half termは夏学期(Summer Term)、冬学期(Autumn Term)、春学期(Spring Term)の各学期に必ず一度ずつあります。Half termはExeat より長く、過ごし方の選択肢も広がります。
【ガーディアンやホストファミリー宅での滞在】
多くの留学生はExeatと同様にガーディアンやホストファミリーの家で過ごします。ここでは、学校生活ではできないような家でのリラックスした時間やホストファミリーと共に地元のコミュニティ活動への参加等を通じて、より深い異文化理解を得られることもあります。
【一時帰国】
保護者の方針や学校のカリキュラム(例えば試験前など)にもよりますがHalf termを利用して日本に一時帰国する生徒もいます。家族に会える貴重な時間でもあります。
【短期旅行、文化体験】
家族が日本からイギリスを訪れ、一緒にヨーロッパ各地への短期旅行やイギリス国内の史跡、博物館巡りをするご家庭もあります。または語学学校やスポーツや音楽などのアクティビティプログラムに参加する生徒もいます。これはアカデミックな知識を深めたり、新しいスキルを取得したりする絶好の機会となります。
Half termは学期後半に向けてのエネルギーを蓄えるだけでなく、学習とは異なる環境で視野を広げるための大切な学びの延長線上の休暇とも言えるかもしれません。
保護者のための安心ガイド
お子様がExeatやHalf termを安全かつ有意義に過ごすためには、現地のガーディアンや学校との綿密な連携が不可欠です。
【ガーディアンの選定と連携】
イギリス留学において信頼できるガーディアンの存在は非常に重要です。ExeatやHalf termの滞在先の手配、緊急時の連絡窓口、お子さまのメンタルサポートなどその役割は多岐にわたります。ガーディアンとは定期的に連絡を取り、お子さまの学校外での様子を把握するようにしましょう。
【学校とのコミュニケーション】
学校は生徒の休み期間中の滞在先や連絡先を必ず把握しています。滞在計画を学校に報告し不明点があれば積極的に尋ねることが大切です。
最後に
ExeatやHalf termは、単なる休みではなくお子さまが自立心を養い、異文化の中で生きていく力を育むための重要なカリキュラムの一部です。この時間を有効活用することで、お子さまのイギリス留学はさらに実り多いものになるでしょう。安心してお子さまの成長を見守り、現地での体験を応援してあげてください。弊社ではイギリス生活に精通した日本人スタッフによる手厚いガーディアンサポートを提供しております。保護者の皆様とのコミュニケーションは日本語でスムーズに行い、お子さまのメンタルケアや学校との連携をきめ細かくサポートすることで大変ご好評をいただいております。
お子さまのExeatやHalf termの過ごし方、最適なガーディアンの手配についてご不明な点がございましたらどうぞお気軽に弊社までお問合せください。皆様のイギリス留学が成功するよう全力で支援させていただきます。