2026.02.28|最終更新日:2026.02.27

イギリスの学校編入体験記

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数年前、主人の転勤によりドバイからイギリスへ移ることが決まりました。実はイギリス赴任は二度目。土地勘もあり、今回は落ち着いて準備できるだろうと思っていました。しかし、実際の学校選びは想像以上に複雑で、改めてイギリス教育の奥深さと難しさを痛感することになりました。

自分たちで学校を探すことの大変さ

海外での引っ越しは、住居、ビザ、保険、生活インフラの手配などやる事が山積みです。その中で最も重要でかつ最も時間と労力を要するのが「学校選び」でした。

ウェブサイトやランキング、口コミ情報は豊富にありますが、実際の雰囲気や入学難易度、空席状況は外からはわかりにくいものです。問い合わせをしてもタイミングによっては空きがなく、そもそも願書すら出せないこともあります。

さらに、我が家は男の子が二人。兄弟同時に編入できる学校となるとスペースの関係上、選択肢は一気に限られます。ましてや一人が合格一人は不合格なんてことも起こり得ます。「行かせたい学校」=「入れる学校」ではないという現実に直面しました。

住まいを先に決めたことによる制限

二度目の赴任という安心感から、今回は先に住居を決めました。主人の通勤の利便性も考慮し生活しやすいエリアを優先したのです。

しかし、これが学校選びの選択肢を狭める結果となりました。

イギリスでは通学距離やスクールバスの有無が重要で、特にデイスクールの場合、現実的に通える範囲は限られます。住まいを先に確定したことで、検討できる学校は想像以上に少なくなりました。

さらに我が家は二人の息子が同時に途中編入の予定でした。兄弟同時に空席がある学校は決して多くありません。

それでも結果的に二人同時に編入が叶い、子供たち自身も心から気に入る学校に巡り合うことができました。今振り返れば、タイミングやご縁に恵まれた非常に幸運なケースだったと感じています。

この経験を通して、子供を伴う赴任では「学校を軸に住まいを考える」という視点がいかに重要かを強く実感しました。

イギリス教育制度を知らなかったゆえの驚き

長男はYear 5の途中で編入しました。入学した学校はYear 8まで在籍できるプレップスクールでしたので、卒業後のシニアスクール選びはまだ先と考えていました。ところが、編入後まもなく校長先生に呼ばれ、「次の学校はもうお決まりですか?」と尋ねられたのです。正直、耳を疑いました。

イギリスでは多くの場合、Year 5からシニアスクール選びが本格化し、Year 6で受験準備や出願が始まります。人気校ではさらに早い段階から動き出します。日本の感覚とは大きく異なり、その学校に「Year 8まで在籍できる」ということと「シニアスクールの受験の準備を始める」ということは全く別のスケジュールで動いていたのです。私が思っていたよりもずっと早い段階でシニアスクールへの準備が始まることに驚きました。制度を十分に理解していなかった私は大きな衝撃をうけました。情報を知っているかどうかでその後の選択肢や準備の質が大きく変わることを実感しました。

途中編入はタイミングと情報が鍵

途中編入は新年度入学とはまったく違います。

空席状況は毎年変わり、学年によってはほとんど動きません。

さらに兄弟同時編入となると、調整はより複雑になります。学校とのやりとり、受験日程の調整、必要書類の準備、校長先生面談の対策、すべてが時間との戦いでした。まさに「経験と戦略が必要な世界」です。

学校選びで大切なこと

学校選びは子どもの将来はもちろんのこと、友人関係、自己肯定感、進路の選択肢など学校は単なる教育機関ではなく、子供の土台をつくる場所です。

だからこそ、感覚や評判だけでなく、制度、時期、戦略を理解したうえで選ぶ必要があります。

日本からイギリスへの進学をご検討のご家族へ

私はイギリスへ二度赴任し、土地勘もある程度あるつもりでした。それでも、学校選びは想像以上に難しく、戸惑いと不安の連続でした。ましてや、日本にお住まいで現地の情報が限られているご家庭にとっては、どれほどご心配が大きいことでしょうか?

・いつから準備を始めるべきなのか?

・途中編入は本当に可能なのか?

・ボーディングスクールはどのように選べばいいのか?

・寮生活は我が子にあっているのか?

インターネットの情報だけでは判断できないことが数多くあります。イギリスのボーディングスクール進学は、情報とタイミング、そして戦略が何より重要です。特に途中編入の場合は、空席状況や受験時期を正確に把握し、適切な順序で動く必要があります。私たちは、現地での実体験と最新の情報の両方をもとにご家族ごとに最適な選択肢をご提案いたします。学校選びから出願準備、面接対策、渡英後のフォローまで一貫して伴走いたします。

お子さまの将来を左右する大切な選択だからこそ、安心して任せられるパートナーでありたいと願っています。私たちの会社には、実際にイギリスで子育てと学校選びを経験したコンサルタントがいます。イギリスのボーディングスクールへの進学をご検討の際はぜひ私たちにご相談ください。

経験と実践に裏打ちされたサポートでご家族の不安を安心へと変えてまいります。

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森重弥須美

記事執筆森重弥須美

もりしげ やすみ

Kens Academic コンサルタント

在英歴14年(通算20年)。二人の息子をイギリスのボーディングスクールで学ばせ、卒業へと導いた経験に基づき、成功談だけでなく苦労した点も含め、リアルな体験に基づいた実践的なサポートを提供しています。

詳しいプロフィールはこちら→

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