2026.09.12|最終更新日:2026.09.11

英国留学を考えるなら秋のOpen Dayへ

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2026年9月8日、英国王室のジョージ王子がEton College(イートンカレッジ)で新たな学校生活をスタートさせました。13歳になったジョージ王子は父親であるウィリアム皇太子、そして叔父のハリー王子も学んだEton Collegeへ進学。ウィンザーにある1440年創立の名門校で、伝統ある寄宿学校(ボーディングスクール)として世界的にも知られています。 

毎年9月になると英国では子どもたちが新しい学年を迎えます。そしてこの時期に各地の学校で盛んに行われるのがOpen Day, Open Morning, Open Eveningです。 

「イギリスの学校を実際に見てみたい」と考えている日本のご家庭にとって、秋はまさに学校選びを始める絶好のタイミングなのです。 

日本の「学校説明会」と英国のOpen Dayは少し違います

日本にも学校説明会や文化祭、オープンスクールがありますが、英国のOpen Dayは学校の施設を見るだけのイベントではありません。校長先生やAdmission(入学担当者)から学校について説明を受けたり、実際に在校生が校内を案内してくれたり、授業やスポーツ、アートなどの施設を見学したりします。特に英国の私立学校では学校がどのような教育をしているか、だけでなく、この学校で子どもがどのような生活を送るのか、を感じてもらうことが重視されています。 

なぜ秋のOpen Dayがおすすめなのでしょうか?

英国の学校は9月に新学期が始まります。そのため秋のOpen Dayでは夏休み中の静かな学校ではなく、実際に生徒たちが学校生活を送っている時期の雰囲気を見ることができます。廊下を歩く生徒たち、授業に向かう生徒たち、ランチタイムの様子、スポーツや音楽活動など学校案内やウェブサイトだけではわからない「日常」が見えてきます。留学先を選ぶ際、施設の立派さや大学進学実績だけに目が向きがちですが、実はこうした日常の雰囲気こそ、お子さまの相性を考えるうえで非常に大切です。 

有名校だから、という理由だけで選ばない

英国にはEton Collegeのような世界的に有名な学校がある一方、規模が小さく、きめ細かな教育や特色あるプログラムを強みにしている学校も数多くあります。英国の学校選びでは、ランキングが高い、有名な卒業生がいる、という情報だけで決めるのではなく、我が子がその学校で楽しく安心して成長できるか、という視点が重要です。例えば、勉強が好きな子とスポーツが好きな子では魅力を感じる学校が異なるかもしれません。また、活発な環境が合う子もいれば、小規模で落ち着いた環境の方が力を発揮できる子もいます。

Open Dayはこうした学校と子どもの相性を考えるための貴重な機会なのです。

Open Dayで最初に見てほしいのは生徒です

私が学校訪問をおすすめする際、保護者の方には建物だけを見ないでくださいとお伝えします。もちろん、寮(ハウス)、教室、図書館、食堂、スポーツ施設などを見ることは重要です。しかし、それ以上に注目していただきたいのが現在通っている生徒たちの様子です。生徒たちは先生にどのように接しているでしょうか。先生は生徒の話をきちんと聞いているでしょうか。在校生は学校について楽しそうに話しているでしょうか。 

学校のパンフレットには「Caring」「Outstanding」「Academic Excellence」など魅力的な言葉が並びます。しかし、実際の学校の雰囲気は、そこにいる生徒や先生の表情から伝わってくるものです。 

お子さま本人と一緒に学校を訪れて

可能であればOpen Dayにはぜひお子さま本人を連れて行っていただきたいと思います。保護者の方が教育内容が充実している、大学進学実績が素晴らしいと感じる学校と、お子さま自身が「ここに行ってみたい」と感じる学校は必ずしも同じとは限りません。実際に校門をくぐり、校舎や教室を見て、先生や在校生と話し、休み時間の生徒たちの様子を見る。そうした経験を通して、ウェブサイトやパンフレットではわからない学校の空気を本人が肌で感じ取ることは学校選びにおいてとても大切です。 

「この学校、なんとなく好き」「ここなら友達できそう」「この寮なら安心して暮らせそう」そんな本人の直感は長い英国留学生活を考えるうえで意外に重要なものです。特に中長期の留学やボーディングスクールへの進学では、保護者が「よい学校だから」と決めるだけでなく、実際にそこで生活するお子さま自身がその学校に行きたいと思えるかを確かめることが大切です。Open Dayはお子さまご自身がこの学校を選びたいと思えるかを確かめる場でもあるのです。 

日本から渡英できなくても諦める必要はありません

Open Dayに参加したいけれど、日本からイギリスに行くのは難しいというご家族も多いでしょう。その場合はOpen Day以外の時期に個別訪問を受け付けている学校もあります。したがって、Open Dayの日程に都合が合わないから学校を見られないと考える必要はありません。気になる学校があればAdmissionsに直接問い合わせてみることも可能です。弊社ではご希望やお子さまの年齢、入学時期などをお伺いしたうえで、学校選びから学校見学の日程調整、訪問のアレンジまでサポートしています。限られた渡英期間の中で、できるだけ効率よく複数の学校を見学したいというご希望にも対応していますので「まだ具体的な学校は決まっていない」という段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。 

実際に学校を訪れ、お子さま自身がその環境を感じること。それが納得のいく英国留学の学校選びにつながる第一歩です。 

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森重弥須美

記事執筆森重弥須美

もりしげ やすみ

Kens Academic コンサルタント

在英歴14年(通算20年)。二人の息子をイギリスのボーディングスクールで学ばせ、卒業へと導いた経験に基づき、成功談だけでなく苦労した点も含め、リアルな体験に基づいた実践的なサポートを提供しています。

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